●喪主の決定
●世話役の決定
喪主は遺族を代表して葬儀一切を行い、弔問を受ける。喪主は故人に一番血縁が近い人が務めるのが普通で、一般的な該当者は1.夫か妻が亡くなったときは配偶者 2.長男、二男、三男 3.親 4.兄弟姉妹
故人の家と親しい親族や友人、近所の人たちに依頼する。地域の習慣に詳しく、てきぱきと行動できる人がよい。
●葬儀の形式
●葬儀の規模と内容
仏式、神式、キリスト教式各派のほか、最近では自由な無宗教式によるものや新しい形式で行うものも増えている、形式は故人の遺言や意志、信仰などを尊重する。
葬儀内容は故人の社会的地位や交際範囲、考え方、経済状態、予想される会葬人数などを総合的に判断して決める。通夜は火葬許可の下りている日から逆算して決める。
●通夜・葬儀・告別式の式場
●遺影写真と愛用品を選ぶ
斎場、自宅、寺院、教会、集会場などから、最適なところを選ぶ。1.収容数 2.利用時間帯 3.交通 4.駐車場 5.宿泊施設 6.宗教上の問題などを考慮する。
遺影はなるべく最近写したもので、故人や遺族が気に入ったものを選ぶ。正面向きのもので白黒が葬儀にふさわしいが、最近はカラー写真を使用する場合もある。愛用品は故人が生前愛用していた物を選び納棺する。
●死亡広告
●弔辞の依頼
故人の社会的地位や交際範囲によっては、死亡広告を出して葬儀や告別式の日取りを知らせることがある。
故人と親交のあった友人、関係団体の人のみ3分以内で内容が重ならないようポイントを述べて依頼する。
●弔電を読む順序
●粗供養品と会葬礼状の枚数
弔電の数が多い場合は、葬儀の時間が長引かないよう、数通選ぶ。一般に 1.地域 2.会社関係 3.親族の順で読み上げる。
告別式終了後、会葬者に粗供養品と会葬礼状を渡し、感謝を表す。礼状は多めに用意しておくほうがよい。
●菩提寺がない場合
●供花(生花・花環)、供物の手配と並べ方
核家族化や都市化が進み、地域とのつながりが薄く菩提寺がわからないときは、年輩の親近者に聞く。菩提寺が不明でも、宗派がわかれば同じ宗派の寺院に依頼できる。
供花や供物は遺族のほか親族や知人、勤務先などから送られるのが普通。配置は故人との関係が深い順に、棺に近いところから左右に並べる。
●通夜の僧侶の接待
●焼香順序
僧侶が到着したら、着替えすることがあるので控え室に案内する。茶菓子で接待し、打ち合わせをすると良い。
喪主以下の血縁の濃い順に行い、ついで世話役、友人、など関係の深い順に焼香を行う。
●火葬場への持ち物
●必要な現金を用意する
火葬場での納めの式のために、位牌、遺影、花などを持参する。
株式会社東京博愛社